通常、6月が梅雨のはずなのに、なぜか7月になってから梅雨の大暴走。
日本各地で被害が拡大。
藤白の曽祖父の会社も、救援要請がきてバタバタしているようです。
大雨による甚大な災害を受けている皆さまには、お見舞いの言葉もありません。
一日も早く再建されますようお祈り申し上げます。
報道では、かなりの大雨の予想と、避難勧告が出た愛知県S群。
そこには元亀3(1572)年ごろ、砂金が出る事を知った武田信玄が金山開発を行い、金鉱脈を掘り当てた場所です。
現在もその坑道は保存されているのですが、柵に囲まれて立ち入り禁止になっております。
その後も、明治以降、金山再開発に幾多の人が挑み、失敗した金鉱山。
実は昭和7年に、藤白の血縁(先祖)が成功しております。
実際に、曽祖父や祖父が若い頃までは金山にも人が常駐していたそうですが、その後数年ですぐに廃山。
未だに金はもしかしたら出てくるのかもしれませんが、掘れば掘るほど赤字の山なので、採算が合わず、土で埋め、杉を植林したそうです。
そんなT金山に、先日行ってまいりました。
行く途中。
数年後にはダムに沈む道を進んでいきます。
ウソみたいだろ。
ここ。沈むんだぜ?
姉のナビゲーションに驚きながらも、目的地へ到着。
祖父や曽祖父が写っていた金鉱の写真をイメージしていた藤白は、到着した途端。
「は?」
と間抜けな声が出てしまった……
何故なら……
単なる山にしか見えないから←おい!
入口はこんな感じ……
木々が生い茂る普通の山←こら
本来、赤い印のついた部分の奥に櫓のようなものがあったらしい。
今は綺麗に整備されている川。
ここで砂金をよりわけていたそうです。
こちらは、砂金が入っている土を溜める場所
そして、巨人用の階段かと思うような、大きな壁(?)
ここの一番上に砂金を含んだ大量の土を盛り、そこから流し落すことで石や土と金とを分けたとか……
藤白が思っていた「金鉱」とは全く違い、驚きの連発。
木の合間に見える”基礎”部分(四角の囲い)は、当時、ここで働いていた人たちが煮炊きして過ごした場所だそうです。
現在はよそから持ってきた土に埋もれた金山。
奥深くまで掘れば、また”砂金”や”金”が眠っているかもしれない。
そんなロマンス溢れる土地。
いつか藤白自身が、先祖に敬意をもって作品に出来たらなーと思った次第です。
(観光地に出来たら一番いいんですけどね←親戚の土地なので藤白にはなんのメリットもないけれどwww)
ちなみに、ちょっと離れた場所に信玄公の坑道がありますが、そこはうちの先祖(血筋)とは関係ありません。
現在は”金脈”としての価値はなけれど、この近くには化粧品に使うきらら雲母の採掘現場があります。
なんでも、ここでとれる雲母はかなりきめ細かく、高級化粧品に使われるとか……
金が出なくてもお金のなる土地。
そういったものって、結構あちこちにあるのかも……とゲスな発想をしてしまう藤白(笑)
家康や秀吉の財宝や秘宝を求めるトレジャーハンター。
もしかしたら、自分の庭や近所の裏山に”金”とは別の、新たなる資源――これからの”秘宝”が眠っているかもしれませんね。
そう思うと、ワクワク度が増す藤白でした。