今回は第五回記念杯。
受賞作品は幻冬舎より出版いたしますアンソロジー本「因果」に掲載させていただくということもあり、皆様、物凄く気合をいれてくださったことが、ひしひしと伝わる作品ばかりでした。
ホラー&サスペンスジャンルでの募集でしたが、かなり、ホラー寄りなものが多かったものの、心霊系は以外と少なかったのは意外でした。
さて、今回も沢山の方々にご応募頂きました愉怪屋杯。
完全匿名での募集ということもあり、純粋に作品だけで皆さまに勝負して頂きました。
今までもレベルが高く、審査員一同毎回唸らされてきたのですが……
今回もまた、発想力やアイディアが光る作品や、「ちょ!! そうきた??」「え、まってまって。この一言がものすごく頭に残るんですけど……」と、いい意味で意表を突かれた作品が多かったです。
とくに、上位作品はどれも甲乙つけがたく、かなり審査に時間がかかりました。
ホラーやサスペンスで「因果」といいますと、みなさま、ついつい「因果応報」を想像して、偏った作品傾向になるかと心配しておりましたが、「因果」と「因果応報」はまったく別物。
あくまでも「結果」にたいする「原因」を主軸としたストーリー構成であればOK!という部分を、きちんと考えて応募してくださったのでしょう。
とても、バラエティに富んでいたので、審査員一同、とても楽しく読まさせていただきました。
ご応募くださった方々。
素敵な作品を執筆してくださり、そして、ご応募してくださり、ありがとうございました。
そして、査員の方々。
忙しい中、何度も読み直し、深くまで内容を読み取った審査をしてくださり、本当に感謝いたします。
さて、審査の方式は今回も点数方式で行わさせて頂きました。
今回の募集ジャンルは「ホラー&サスペンス」なので
点数の内訳は
①表現技術・文章力
②アイディア・独創性
③恐怖・驚愕
④キャラクター
⑤共感度
⑥熱意
の各5点の計30点満点で採点。
先入観をなくすため、メンバー7人がそれぞれ点数や感想を提出し、最終的に集計をとるという形で行い、受賞作品を決定させて頂きました。
受賞者の方には先日、メールにてペンネームをお聞かせ頂きましたので、作品タイトル&ペンネームを発表させて頂きます!
➀クリムゾンの空
著者:兎太郎 様
たった五千文字でここまで描けるのか!!
物凄く濃厚な世界観で、読後、まるで映画を観終わったような臨場感と満足感がありました。
全体的に緩急のバランスと、細やかな心理描写が光る素晴らしい作品でした。
➁空を掴む
著者:三墨 様
仕込みから描写、すべてにおいて無駄のない文章で描かれた、まさに「因果」を感じさせる作品。
ラストも秀逸で、審査員一同「うまい」と唸らされました。
➂創作実話
著者:沢市さとみ 様
「おっぷ、う、るるうぁ」
この一言が脳に響き、忘れられないインパクトを残す作品。
前半は少々単調ではありますが、後半の急展開に度肝を抜かれます。
台詞のインパクト、キャラクターの強さは、応募作品の中でも1、2を争うほどの強烈さでした。
➃飛沫《しぶき》
著者:柏木 さくら様
審査員全員が文章力の高さに圧倒されました。
女性の読者であれば、共感度が増し、男性であれば、じわりとくる恐怖に背筋が凍りつくのでは?
オチは読めてしまうので、もうひと捻りあれば最高だったのですが、それ以上に「読ませて」くれる骨太な作品でした。
⑤応報
著者:沢村 基 様
淡々とし、派手さはないけれど、一つ一つの言葉選びが秀逸な、バランスのとれたサスペンスもの。
緩急のある作品が好きな方には物足りないかもしれませんが、読者に考えさせるラストはお見事。
展開は読めてしまいますが、ドラマのように頭の中に映像が浮かび、その経緯がじわりじわりと脳内を浸食していく過程が楽しめました。
➅「猫、お好きですよね?」
著者:松本 エムザ 様
とにかく、審査員一同絶賛したのは抜群のアイディア。
エア猫の発想に、誰もが「こんなの思いつかない!!」と驚きました。
テンポよく進められていくストーリーもすごく面白かった反面、怖さがほとんど感じられなかったことが残念。
ファンタジージャンルであれば、もっともっと評価が高かった作品です。
➆静かな殺意
著者:にゃんた 様
アイディアとしては、よくあるものだと言わざるを得ませんが、読後、タイトルの意味がジワリとくる作品。
冒頭からグイグイ物語の中へと引き込む筆力は素晴らしいものの、途中、説明不足な部分や、些細な言い回しによって、ラストの方で「ん??」と、混乱する部分がありました。
うまいと思うだけに、少々粗さが目立った部分が惜しかったです。
⑧子ども禁止区
著者:彩月 志帆 様
近未来、ありそうな物語で、冒頭から興味津々で読まさせていただきました。
壮大なテーマなだけに、伏線、言葉足らずなところがあり、非常にもったいない。
文章力がある方なので、しっかりとバックグランドを組み立て、長編として執筆されていたとしたら、さらなる恐怖、さらなる驚愕を入れこめたのでは?と、思いました。
とはいえ、皮肉めいたオチは秀逸。
是非、長編で読みたいなと思いました。
⑨天逝の願い
著者:藤原 基子
筆力も心理描写も巧みで、ストーリーに集中して最後まで読ませてくれる作品でした。
ぬいぐるみや人形を使ったホラーは多々あるものの、これは単なる怨恨ものではなかったところもよかった。
ただし、霊となった人物、そして、その母親に対して、「え? そんなもんなの?」と拍子抜けしてしまう部分もあり、恐怖や驚愕については、物足りなさがあったことが残念でした。
⑩人魚の弔い
著者:椿 あやか様
テーマに沿ったお話を、無駄なく綺麗にまとめたお手本のような作品。
王道ストーリー展開なので、先が読めてしまいますが、最後まで読ませる力のある物語。
ただ、完成度が高いぶん、もうちょっと! あと少し!!と欲張りたくなってしまい、少しだけ物足りなさがあったのが惜しかった点でした。
後半、もっと人魚の獰猛さ、残酷さ、容赦のなさがでていれば、読者は恐怖に震え、鮮烈なインパクトを残すのかもと思いました。
【審査員からの言葉】
第五回愉怪屋杯の応募作品を審査してくださった審査員からも、一言ずつコメントを頂いております。
(五十音順)
天音凛音(愉怪屋メンバー)
今回のテーマは『因果』。〝ある一つの原因によりこういう結末になる″という意味合いでしたが、期待通り実に多種多様の『因果』が寄せられました。
まず触れておきたいのは『静かな殺意』。これは募集が始まってすぐの頃に投稿された作品で、初っ端から巧い人キター!と心躍りました。散りばめられた伏線とミスリードに唸ります。タイトルも巧い。
次に印象という点なら『猫、お好きですよね』。このアイディアに我々一同、ヤラれた感がすごかった。描き方も読者がキュンとくる表現を心得ていらっしゃる。ただ、確かにホラーではあるものの怖さがどうしても希薄でその点が伸びなかった。
しっかりホラー的な恐怖を示してくれたのは『空を掴む』と『創作実話』でしょう。
『空を〜』は、平凡に見える日常から容赦のない怪異へと突き進むスピード感が素晴らしかった。ラストのエンドレス感も秀逸。
『創作〜』は、前半、登場人物たちの持論を示すやり取りが長々と展開され、油断していたところを一気にホラーの世界に取り込まれた。しかも髄一のパワーワードを引っさげて(笑)。怖くてちびった。
幽霊なら『夭逝の願い』。夭逝とは若くして死ぬことを指すのだが、これは冒頭から霊的な恐怖が表現されていた。ずっと不穏な空気が流れる中、物語は哀しみからくる狂気へと移り変わりラストは愛に涙する。素晴らしいドラマだった。
入賞作はどれも個性、筆力共に甲乙つけがたい逸作ばかりですが、入賞を逃した作品の中にも素晴らしい作品はいくつもありました。
ただ今回全体的に、因果のテーマに沿っていないもの・またホラー・サスペンスに該当しないジャンルの作品が多く見受けられたのも事実。作品としては素晴らしいのに、泣く泣く選外とした我々の苦渋を察して頂きたい。
ともあれ、皆さまの小説への熱い想いとお力をまざまざと見せつけられた第五回愉怪屋杯です。この度はご応募、本当にありがとうございました。
桜瀬ひな先生
今回、初めて愉怪屋杯に審査委員として参加させていただきました。
まずは参加者の皆さま、お疲れさまでした。どの作品もレベルが高く、採点もかなり悩みながらつけさせてもらいました。
大賞の「クリムゾンの糸」は本当に完璧な作品で、時代背景も景色もすべて見えるようで、読み終わった後も余韻に浸らせてもらいました。
たくさんの作品の中で、私が一番心に残っているのは「猫、お好きですよね?」ですね。この設定は本当にいい! ただ、今回はホラー&サスペンス。ヒューマンドラマであればきっと大賞が取れたでしょう。シリーズ化してもいいのでは? と思えるほど好きな設定です。
もう一つあげるとしたら「子ども禁止区」。これもよく考えられた作品だと思います。さらには本当に実現しそうでリアリティもあり、ブラックユーモアもある、読み手に考えさせる良い作品でした。
「応報」と「飛沫」はどちらも淡々と進みながらも、人間の怖さをじわじわと伝えてきます。しかも「応報」に至っては実話だと言われても信じてしまいそうなリアリティまであります。
上位にある作品は、本当にどれも甲乙つけがたく、読む順番、時期などが違えば順位も変わってくるかも? と思えるほど拮抗していたと思います。
受賞された皆様、本当におめでとうございます。
そして、参加者の皆様、たくさんの作品を読ませていただき、ありがとうございました。
葛西竜哉先生
今回初めて愉怪屋杯に参加させて頂いて、応募作品の質の高さに正直、とても驚かされました。
中でも、入賞された作品は、構成、発想がとても素晴らしかったです。
印象的だった作品を挙げると、まず、静かな殺意です。
この作品は、全参加作品の中で、真っ先に応募されたこともあって、最初に読んだ作品が「凄い、めっちゃハイレベル」と感動させて貰ったことが、特に印象に残っています。設定も然り、展開も素晴らしかったのですが、例えば警察署での取り調べのシーンだったり、随所に細かいところでリアリティーに欠ける描写があったのが、少し残念でした。
次に印象に残っているのは、子ども禁止区です。この作品こそ、今回の参加作品の中で、最も因果応報という言葉が嵌まっている作品はないでしょう。自分が「省きたい」と思っていたはずなのに、いつの間にか自分が「省かれる」ことになるという因果。そして書き出しで登場した相手に、敵を取られるという因果。お見事でした。
次に、飛沫、これは女性の一人称で淡々と進行していく話で、特に僕を含む全ての男性で、この作品を読んで恐怖を感じない者は、一人もいないでしょう。ただ、全体の流れとしては、夫を殺害するだけの話になっている感は否めないので、もうひと捻り欲しかったです。
次に、夭逝の願い、今回の応募作において、愉怪屋杯の主催の愉怪屋は、愉怪屋怪談が代名詞であるはずなのに、幽霊を扱った作品が圧倒的に少なかったものだから、この作品はもの凄く印象に残りました。でも、夭逝という字が、ようせいと読めなかったこともあって、審査員同士で話すときは、一華ちゃんの話って言ってたのも印象に残っています。ただ、念願の幽霊が出て来て、僕のテンションは凄く上がったんですけど、ちょっと幽霊が控えめだったので、そこが物足りなくて残念でした。リングの貞子や、呪怨の伽椰子くらい前面に押し出して欲しかったです。
次に、人魚の弔い、この作品は人魚というのが、他の参加者にはなくて、それだけでまず印象には残りますよね。ただ、こういうストーリーの場合はどうやっても、最終的にこういうオチになってしまうので、読んでいてかなり早い段階で、オチが分かってしまうので、こういうオチに持っていかない工夫が欲しかったです。
次は発想が素晴らしいと思った作品ですが、まず「猫、お好きですよね」この発想は僕には出来ない物で、尊敬に値します。エア猫という発想、お見事でした。
次に、創作実話、他の審査員も大絶賛していましたが、作中に電話から聞こえてくる「おっぷ、う、るるぅあ」という台詞。こういう発想、実に素晴らしいです。ホラー作家のお手本と言っても過言ではありません。ただ、飯島さんとの会話が、台詞が交互になっていなくて、どっちの台詞か分かりづらかったり、篤くんが最後どうなったのかとか、少し分かりづらかったのが凄く残念でした。
次は僕と発想が近くて共感度が高く、面白いと思った作品です。
まず、クリムゾンの糸、この作品は冒頭から物語の世界観に引き込まれた上に、オチも僕ならこうするというのと同じで、もの凄く共感したのと同時に、るびが()で表記されていたのが邪魔だと感じたので、改めてるび機能の必然性を感じました。とても面白かったです。
そして、空を掴む、文句なく僕の中では最優秀賞作品です。ありがちな手法の話ではありますが、それ以上に物語の世界に引き込む著者の技術は素晴らしかったです。因果応報と同時に、人を呪わば穴二つという、僕の好きな設定でとても面白かったです。
次に、応報、この作品は、特に大きなメリハリもなく、淡々と進んでいくのですが、逆にそこが上手く出来ているなぁ……と感心させられました。思わず最後に「孝雄やりやがったな」とツッコんでしまいました。面白かったです。
今回の参加作品を通して、募集要項が、ホラー、サスペンスという設定だったせいか、怪談的な怖さの作品がなかったのが、少し残念でしたが、参加作品はどれもクオリティが高くて、読み応えのあるものばかりでした。
神谷信二先生
今回は【因果】がテーマ、そしてジャンルがミステリー・ホラーということで、ラーメンチャーハンセット並みに自分の好きな組み合わせで楽しく審査をさせて頂きました。
呪術や幽霊など様々な恐怖が描かれておりましたが、すべては人間の怖さが根本に埋め込まれた作品が多かったなと記憶しています。
入賞作の中で頭に残った作品としては、やはり【クリムゾンの糸】ですね。筆力が高いのもありますが、物語の中に引き込む力がすごかった。ラストの恐怖がループしていく結末に関しても秀逸で、二度、三度読むごとに、違った読み口になる作品だなと思います。
次に【創作実話】。これは何と言っても「おっぷ、う、るるぅあ」という文字だけで耳に残ってしまう表現と、最後のたたみかけるような展開が楽しめました。初めの会話のラリーが少し長く感じましたが、「おっぷ、う、るるぅあ」が帳消しにしてくれました。ついつい、言いたくなってしまうフレーズですね。
あと、【因果】というテーマに一番沿っていたのは、【空を掴む】かなと思います。指の欠損シーンもリアルでしたし、友架里の口調が変わるシーンもゾクッとさせられ、楽しむことが出来ました。
アイデアやインパクトとしては「猫、お好きですよね」も良かった。いかんせん怖くないので、今回のジャンルからは離れてしまいますが、楽しく読ませてもらいました。
最後に、神谷の中で個人的に一押しなのは【応報】ですかね。あらためて受賞作をすべて読み直してみて、この【応報】が強く頭の中にイメージとして残りました。主人公である奥様の感情表現がリアルだったのもありますが、淡々としている中にも人間の怖さが表現されており、じわじわとした恐怖と言いますか、なんとも言えない気分になりました。殺意ではなく、応報。応報は自然現象。その先にあるであろう描かれていない結末を想像した時、ゾクッとします。
受賞作はどれも違った読み口で、楽しい作品が多いですが、個人的には上記に書かせてもらった作品が印象に残りました。
清水誉(愉怪屋メンバー)
今回もたくさんの応募があり、皆様の熱意と個性の光る作品には常に感謝と感動を覚えました。
その中でも私が印象に残った作品は、クリムゾンの糸です。冒頭からインパクトのある世界観に一気に引きずり込まれ、濃厚な空気感、感触、匂いまで表現された文章は、何度も読みたくなる中毒性もあるほど。こんな作品を書いてくれた作者様に感謝します。
他にも好きな作品を挙げるとなると、たくさんありますが、「人魚の弔い」と「応報」が好きです。
「人魚の弔い」は、作中の人魚の儀式が怖さに美しさがプラスされて、読んでいて神々しい絵がイメージできて良かったです。
「応報」はぐっときました。ボダーラインすれすれの関係が実に巧妙で、近所の噂話で聞いたことあるような、リアルな人間くささがありました。ほんと面白かった。
他にもインパクトの強い作品はたくさんありました。
落選してしまった中にもありました。けれどそういったものはジャンルやテーマに沿っていなかったりしたので、非常に勿体なかったです。
それでも力作をおくってくださり、感謝しております。
これからも文章を綴る楽しさを忘れずに、みなさま頑張って欲しいと思います。
彌砂先生
印象的だった作品:創作実話
中盤からラストにかけての展開がものすごく良かった作品。「おっぷ、う、るるぅあ」は読んだ人に強烈な印象を残したはず!
好きな作品:クリムゾンの糸・空を掴む・飛沫・
「猫、お好きですよね」
上位作品はどれも甲乙つけがたい……!
上手いな、と思ったのは空を掴む。
飛沫は、共感出来るお話でした!
「猫、お好きですよね」、はアイディアがとにかくよかった作品でした。
そして、クリムゾンの糸。こちらは読了後、しばらく余韻に浸ってしまいました。
文句なく素晴らしい作品でした。
惜しくも入賞を逃してしまった作品の中にも面白いものが沢山ありました。惜しい!と何度も心の中で叫んでました(笑)
受賞者の皆様
本当におめでとうございます!
受賞作品は、愉怪屋杯受賞作品アンソロジー本「因果」に収録させて頂きます。
予定としましては、2024年7月 幻冬舎様より
「全国書店」にて販売予定です。
もちろん、電子書籍化も予定しております。
表紙は
テーマ「因果」
ジャンル「ホラー&サスペンス」
ということもあり、愉怪屋製作のアンソロジー本でいつもお世話になっております
ヤマヂ様
に描いていただくことになっております。
とっても雰囲気のある素敵な絵を描かれるヤマヂさんに
「因果」というテーマで自由に描いていただいておりますので
乞うご期待!!!
なお、今回の審査員の皆様には
同じテーマ、同じジャンルにて3000文字以内で寄稿していただくことになっております。
また、今年の1月
愉怪屋を一緒に立ち上げてくださった管野光人が虹の橋を渡ってしまいました。
誰よりも優しく、誰よりも己の道を突き進んでいた彼の死は、我々愉怪屋メンバーにとって、ものすごく大きな打撃でした。
愉怪屋の心の支えであり、システム関連の柱であった彼は、愉怪屋名誉会長です。
そこで、エブリスタの妄想コンテストで大賞を受賞した作品
『密室領域のテウルギー』(密室領域のテウルギーhttps://estar.jp/novels/24157358)
も、エブリスタ様より許可をいただき、掲載させていただきますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
末筆になりますが
この度は第五回愉怪屋杯にご応募してくださった方々
本当にありがとうございました。
そして、ご協力、応援してくださった皆様、いつも感謝しております。
来年は辰年。
皆様が昇り竜のごとく、さらなる成長、さらなる発展されますことを心よりお祈り申し上げます。
藤白も2024年は1月に新刊が発売になります。
来年も、エンタメホラーを追求し、頑張っていこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。