前回
亀麿神社で不思議なオーラが写ったことをご紹介しましたが、座敷わらしパート2では、皆さんお待ちかね。
夜の出来事をお話ししていこうと思います。
美味しい食事を堪能し、清掃の行き届いた綺麗な温泉を堪能した藤白は、まず、宿泊している部屋で座敷わらしの亀麿さんを呼んでみた。
「亀麿さーん。出てきてくださーい」
「あそびましょー」
と、声をかけたところ……
カタン!
パキンッ!
という音がした。
え?
嘘やん。
偶然やろ?
そんな事を思いつつも、半信半疑でシャッターを押すと……
まさかの!!!
オーブ祭り!!
動画も撮ったのですが、あちこちフワフワオーブが舞う!!
あまりの多さと凄さに度肝を抜かれましたよ!
そして、更に不思議なことは続く。
亀麿神社に逃げ込んで助かったと言われる亀麿さん。
もしかしたら、神社でも姿が見れるかも?!と思い、夜にも訪問。
会えますようにと祈りながら撮影するものの、一枚目は特になにもなく。
二枚目には何故か、お社の中央部に丸く光るものが!!
これは……一体……?
かなりテンションマックスな藤白は、その後、興奮のあまり寝られ……ないことはなく、いつの間にか爆睡(笑)
だかしかし!!
不思議体験は深夜にも訪れた。
ベッドの上で不意に目が覚めたのが深夜一時。
座敷わらしは深夜に見る人が多いという噂。
そこで、座敷わらしが出るという槐の間に、行ってみることにした。
誰もいない静かな廊下を歩き、大浴場の前を通りすぎたときだった。
「きゃははは」
「あはははは」
子供特有の甲高い笑い声が聞こえてくるのだ。
きっと、自分と同じく、座敷わらしを見に来た宿泊者がいるのだろうと思い、そのまま槐の間へと向かう。
近づけば近付くほど声は大きくなる。
やはり、同じ宿泊者らしい。
『なんだ。先客がいたら見られないかもしれない』と、ガックリ肩を落としつつも、槐の間に入ると――――誰もいない。
それどころか、フロントにもロビーにも一人っ子一人いないのだ。
一体どういうことなのか?
とりあえず、槐の間で再び、亀麿さんに話しかける。
すると、またもやパキンッカチャンッという音がする。
もしかしたらいるのか??
すかさずシャッターを押すと……
またもや、オーブが!!
ここには、間違いなく亀麿さんがいる!!
そう確信し、満足感に満たされながら部家に戻った藤白は、部屋の前で固まった。
え。
なに?
この指でなぞった跡のような三本線。
夕方、案内された時にはなかった筈……
う、うん。
きっと、見間違いだ!
そうに違いない!!!
そんなこんなで、見なかったことにして、ベッドに潜り込んだ藤白は、朝までぐっすり眠ったわけでしたー!
いやぁ。
座敷わらしさん。
本当に居るんですね!
恐いというよりも、物凄く気持ちがいい&ワクワクする体験をさせて貰いました。
信じるものには福来る!
これを読んだ皆様にも幸が舞い込みますように。